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そういうことだ

買い物から帰ると、家の前にあった鉢が大方なくなっていた。
おかあさんが持っていったらしい。

今日は彼がアルバイトの日で、私が家に一日いた。
彼と連絡をとり、とりにきたのだろう。

よくよく、嫁と姑とは他人だなあ、とおもった。

今思えば、先の結婚では、夫が仲介役を、果たしてくれなかった。
雨の降る、暗い天気の中、暗いイメージがよみがえってきた。
でも、どういうことか、よく理解できた。
あれはこういうことだったんだ。

(元夫のせいばかりにしてはいけないという心もある。せめて、私が今よりも良くわかっていたら、と思う。結婚したばかりの人に、無理なこともあるかもしれないが、一緒に乗り越えられなかったことを、悔しく思う。)

ばっさり、といいはなつわたしも、冷たいように見えるかもしれないが、そんなことは無いと思う。

嫁と姑は、名目上家族だが、実は赤の他人、いざこざがあってもおかしくないとおもっている。
そうでなくとも、愛しい息子を間に、二人の女が対峙するから、心のうちだけでも、あけてみたらすごいことになっているだろう。

その嫁と姑の間の、息子が、この二人は、自分以上に他人であることを認め、
それを知った上で、口を利いてくれなければ、何も問題は解決しないと思う。
つまり、前の夫は、違いを理解しできていなかった。「うまくやってくれ」口ではそういう。つまり、「うまくいくんだろう。母だから、あるいは嫁だから。」とおもっていたのだ。今思い出すと、よくわかる。そんな漠然とした思い、願い、ではどうにもならない。どうして夫は、自分の母と、縁あって結ばれた女性が、まったく見ず知らずの他人であることを、みようとしないんだろう?好意を持って歩み寄ったわけではないんだから、自分のように、好きだ、というわけではないのに。それに、この悪い関係(嫁姑問題)を避けたいのは、誰しもが一緒だ。


先の夫は、私が不満を口にすると、わたしをなじっていた。
うちの家族の悪口を言うな。という。

お互いの家族の悪口を言うのは 良くないことぐらい私もわかっているが、
姑や小姑の嫌味などが多かった為、元夫にぼやいていた。今の姑よりも、すごかった。

それが、「悪口」にしかならなかった。

先の姑も舅も、「娘だ」と公で言っていたわりに、
小言や不理解、嫌味が多く、違いを見つけられたら、それはすべて不満となって私に向けられていた。妹さんたちも遠慮が無かった。もっとすごかった。ご両親に、私のことを悪く言うことは当たり前だったし、夫は相談事を、私にではなく、まずは妹さんにしていた。

元夫は、どうしていいか よくわからなかったんだろう。
多勢な方に、よりそっていたように思う。

今になってよくわかったが、
最初から 「家族になったんだ」と、違いを認識しないまま、大義名分だけを念頭に置いたままだと、実際の生活習慣や考え方の違い、行動の違いを、理解しにくくなる。
田舎の人で、舅は「今日から娘だ」といい(その割には、娘さんから私のことを悪く聞いて、鵜呑みにしていたが。)
お互いがよくわからないまま、嫌なことを表現して、時間をすごすだけだけだ。

先の夫は、いい人だったが、情けなかった。
親に、物が言えなかった。
私はそれで、解決しない問題をかかえ、病気に輪がかかったと思う。冗談でも大げさに言っているわけでもない。
介護の疲労もあったが、
唯一の理解者である夫ともギクシャクし、かえってののしられる側になってしまった私は、
味方もおらず、孤立していた。

あのときは、そういうことだったと、よくわかった。
悪いことに、舅姑に、小姑二人、プラス一人、に、だいぶやられた。離婚してよかったと、また思う。

実は、彼にも指摘されていた。
おまえ、どうせ離婚の理由はそんなとこだろう。

そうだ。 (それもある。一番の大きな理由は、病気だが。)心はもっと ないまぜで、ごちゃごちゃしていたけれども。

毎回、「子供はまだ出来ないの?」ともいわれていた。
はやくつくりなさい、ともいう。
子供を持った女性は、子供を持て、とよく進めるが、
子供が出来る、とは、限らないのだ。
嫁の前で、姑風を吹かせたい(女としても先輩だから、なにか一言言いたい)のだろうとおもう。また、私の母親もそうだったが、子供を持ってからが人生だった、とおもっている。子育てしている女性は一人前、そうでない人は欠陥人間だとおもっている。今のお姑さんも、私の前でどうどうと言い放った。「子供も持っていない人なんて、、、ねえ。」

人の気も知らないで、どうして、あそこまで、無神経なんだろうかと、思ったものだ。

わたしは、元夫を見ると、姑やその家族をおもいだすので、セックスすることや、手を握ることすら出来ないでいた。
元夫の心理を探るが、文句とは別に、体を求めてきていたところをみると、
口うるさく悪口をはいているとしか、思っていなかったのかもしれない。
本当に嫌だった。離婚するほどに。男は、そこまで悩んでいると、思っていないだろう。

男は、嫁姑問題なんて、くだらない。とおもっているだろう。
実際は、ことの重要さを、よくわかっておらず、
自分の母親と妻だから、大丈夫だろうと、漠然と、安易にしか思えていないと思う。

後で知ったが、こういったことが理由で離婚する人は、結構いるそうだ。

それから、
自分も、細かくて神経質だ。

彼には、すべて言い当てられてしまったように思う。
お前は繊細だ。細かい。 そんなこと考えすぎだ。 そんなこと気にしてたら身が持たないぞ。

自分でもときどき感じていることが、彼に伝わったとき、安堵したような、どっきりしたような、そんな感覚だった。

以前の夫と比べて、今の夫は、男の人だ。
あそこまで、姑に引導を渡すとは思っていなかった。

彼の答えはこうだった。
お前、嫌がってるだろう。お前が嫌だって言うから、やったんだ。おれが母さんが出ていくように仕向けたから。
お前が嫌がっているから、やった、という。人が嫌がることは、したくないという。

かずくん、と母親に呼ばれているが、私には一人の男の人だ。「かずくん」ではない。どうかいつまでも、わたしの前では男の人であり続けて欲しい。わたしも、女性でありつづけたいと思う。

私も、世間一般の人だ。いわゆる、嫁姑問題に、悩む一人の女性だった。
わたしも子供がもてたら、彼の母親を少なくとも尊敬することはできるだろうか?
どうであれ、最初からは無理だ。(一生無理なような気がする。)


ちなみに、彼はこうもいう、
「女は低脳だ。これだから女はバカにされる。」
どうおもわれますか?
男が、嫁と姑は他人の関係であることを、理解していないだけのように思います。

乗り越えたかもしれない、乗り越えられるかもしれない。そう思える。
彼のおかげ。
Commented by エリカ at 2008-09-22 15:44 x
息子の世話をしてる今、20年先のことはよくわからないけど、、
やっぱりわたし自身にパートナーがいて、やりがいのある
仕事なり趣味なりあって、もっと欲をいえばお金もあって、、
そんな人(子)の世話にならない老後がいいです。

お嫁さんには迷惑かけたくない;;

娘とはずっと寄り添ってられそうだけど、息子とはどこかで
線を引かないとダメなんだろうな~
と思いつつ、、冷静にそんなことできるのかな?とも
思ったり、、、

外国でも嫁、姑問題ってあるのかな?
日本のが親子でずっとべたべたしすぎて
そんなところがよくないのかも?と
考えちゃいました。
Commented by jador07 at 2008-09-22 18:40
エリカさんへ その1
ご自身のことも重ね合わせてのコメント、どうもありがとうございます。
私自身も、姑になるかどうかわかりませんが、^^;もしもなれたら、生活は別にしたいと思っています。

娘をもったなら、結婚しても実の母親って頼りになるし、必要ですよね。息子だったら、他に家庭をひとつ作るんだから、別物だと考えます。
私自身も、エリカさんと同じように、子供だけをたよった老後と言うのを、避けたいとおもっています。自分の生活をもった老人でありたとおもいます。
Commented by jador07 at 2008-09-22 18:40
エリカさんへ その2

聞いたところによると、海外でもあるそうです。アメリカでも、実はあるみたいですよ。。。実の子供たちとも折り合いが悪い、という家庭が多い、というのを、テレビで見たことがあります。
多くの国は、男尊女卑の国でもあるので、息子だけを大事にするそうです。。。女の子、当然お嫁さんなんて、、、かなしいですよね。
お姑さんにいろいろ言われるのは、当たり前みたいでした。奴隷のようでした。
エリカさんには、次の人生が待ってます。三度目の正直ってあるじゃないですか。^^ お互い、自分自身が幸せになる為に、少しぐらいわがままに生きても、罰は当たらないと思います。^^
他人に虐げられたり、利用されたりする時間は必要ないですよ。無理に形ばかりこだわっている必要も無いと思います。
そのうち、なんだかんだ言っても、姑もよぼよぼになり、どうしたって人の世話が必要なときがくると思いますので、そのときにお世話するつもりでおります。それで十分だと思っています。
エリカさんに、素敵なパートナーが見つかりますように!
by jador07 | 2008-09-21 16:49 | Comments(3)

カタルシスを得るために


by jador07