地図

自転車で、少し散歩をしてきた。
冬の名古屋は思いのほか寒く、東京よりも寒いのではないかと感じるくらいだ。オーバーがありがたい。
東京とは違って、家の周りには徒歩で行く範囲にさほどお店がない。車がないと不便だ。
ほどほどに都会で、それなりに田舎な印象だ。車生活だ。
わたしはチャリ生活で、買い物や用事はいつも寒い。
今日は朝起きて諸事を済ませてから、少し眠って、買い物に行ってきた。用事もあった。
桃之助には悪いが、すぐに家に帰る気がしなく、自転車でうろついてきた。
隣の町、そのまた隣、という具合に、幹線道路沿いを延々とこいできた。
夫が連れて行ってくれたお店や病院などが発見できて、やっと位置関係がわかってきた。
地図をみるのも楽しくなるだろう。

もともと、田舎者の私だけれども、二十年東京に暮らしていると、やっぱりその環境が懐かしい。夫婦ゲンカしたとき、家を出たらどこに行くかというと、わたしは東京だ。

母子の愛情を描いている「東京タワー」では、東京タワーを見ると、帰ってきたと、ほっとするとあったが、わたしもその心がわかる。懐かしい。

なれない生活も、行動を広げないと慣れていかないらしく、また、家にいるだけでは気分がふさぐので、少しだけ動いてみた。
自分にも車があればなあ。

夫は、またしても職を辞める。まあ、いいだろう。今の仕事は体が心配だ。
家具家電を運び、運搬し、破棄して、体を使う仕事だ。退職金制度もなく、残業手当もなく、何の手当てもない。格が一つ上になったからといって喜ばしいこともさほどない。
ひざと腰を痛めているので、無理はしないで欲しい。

わたしも、無職の男のところに嫁いでおきながら、自分の諸事情を掲げて、何の仕事もしてこなかった手前、心苦しい。最近は、せっぱつまってきている。収入が少々あるから、まだいいが。

ああ、これからの人生はどうなるんだろう。
ざっくり考えてみれば、これから先わたしにできること、することはもう目に見えている。
子供に恵まれたら御の字で、それ以外は、
働いて、夫のため、自分の親のため、彼の母親のために稼いで、介護をして、そうして年をとっていくのだ。もう決まりだ。

なんの迷いも選択肢もないような人生の展開。結婚して半年たつが、ようやくわけがわかってきた。
親の面倒を見て、働いてくらすのだ。主婦でいたいけれども無理そうだ。
夫は家にいていいといっているけれども、苦しいからなあ。わたしだけ安泰にしていることが、申し訳なくてしょうがない。お金が必要だ。

資格を取ろうと思うけれども、行動が伴わない。お金もかかる。
仕事を探すにも、通うのが辛い。
発狂したらどうしようか、不安も大きい。

わたしの人生は、これで正解かどうかもわからないが、他に悩むこともない。ただただ、目の前に見える問題を、かたずけていくだけだ。

自分は、また働きに出る。自分はまた働きにでる。朝起きてから、お化粧をして、バスに乗り、職場に通い、仕事をし、バスで帰って、買い物をして、夕食の支度をし、片づけをし、お風呂に入って、猫と遊び、そうして眠りに就く、その繰り返しだ。そうするだけでいいんだ。

勤まるだろうか。不安だなあ。

過去に働いたときには、若くて無s茶をしていたから、実はあまりいい思いではない。仕事は夢中になるから、好きなほうなんだが、人間会計が一番嫌だ。人間は苦手だ、とても苦手だ。
会社ではどうして、他人が敵になるのだろう。男女問わず、くだらないことからなにから。

追い詰められたことは、4度ある。わたしは、二回は自分に問題があった。あと二回は、周りに問題があった。働くとは特定の環境の中に、身をおくことだ。乗り切りたくもあるし、いまなら選択ができる。ああ、怖い。とても怖い。

父は年老いて、姑も頼りなく、夫は職がない。
さあさあさあ。迷えない。

とりあえず、地図から見る。
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by jador07 | 2008-12-23 16:10

カタルシスを得るために


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